無呼吸症候群とは

このページでは、日中に眠気に襲われる無呼吸症候群について、病気としての症状や患者のタイプ、発症原因などを紹介します。

無呼吸症候群という病気の症状は日中でも眠気に誘われる

日中に眠気に襲われる無呼吸症候群という病気の説明イメージ睡眠時無呼吸症候群とは、文字通り寝ている間、無意識のうちに呼吸が止まってしまう病気です。呼吸が止まった後、大きく空気を吸おうとして大きないびきをかいたり、苦しそうな呼吸したり、寝苦しさから頻繁に目が覚めてしまうといった症状が見られます。

睡眠中に十分な酸素を取り入れることができないため、頻繁にトイレに起きる頻尿症状が起きたり、寝不足から日中に強い眠気に誘われるといったこともあります。

無呼吸症候群という病気の患者に見られる特徴

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に気道が塞がってしまい、そこから無呼吸を生じるトラブルです。寝ている本人は呼吸が止まっていると気付かないものですが、家族など周りの人が呼吸をしていないことに気付き、そこから症状が見つかる場合があります。 それでは具体的に、無呼吸症候群になる原因について見ていきましょう。

  • あごがのサイズや舌の大きさ
    元からあごが小さめな方、または舌が大きい方などは、舌が口腔内に収まりにくいため、舌が喉に下がりやすいという特徴があります。このようなケースでは、肥満や寝る時の姿勢などに関わらず、舌のサイズやあごの状態など物理的な原因によって症状が起きているため、誰でも無呼吸症候群のリスクを抱えています。

    まずはあごや舌の形、大きさなどを専門医に診てもらい、そこから正しく対処をしていく必要があります。また、いびきから無呼吸症候群を併発しないように、運動や食事に気を配って肥満を予防したり、ストレスを溜めない、いびきの状態のチェック(いびきが継続しているか、出現頻度やパターンなど)も併せていくと効果的です。

  • 肥満体型
    無呼吸症候群を抱えている方に多い原因として「肥満」が挙げられます。体が太るとともに、首まわりや喉、さらには舌にもぜい肉が付いてきて、スムーズな気道が確保しにくくなっていきます。

    舌はあごよりも前に出ることはなく、太っていくと喉の方に下がっていく特徴を持っているため、気道がどんどん狭くなっていきます。いびきの段階で収まっている場合は問題ありませんが、そこから無呼吸症候群に移行しないよう、肥満を予防・改善していくことが大切です。

  • 首が短い
    生まれつき首の長さが短い方についても、気道が狭まり無呼吸症候群を発症しやすいと考えられています。後天的に首を長くすることは難しいのですが、いびきをかかないように体調に気を配ったり、眠る時の姿勢を確認して、最適なポーズで眠るように工夫をしてみてください。

    横向きの姿勢をとると、舌が重力にしたがって喉に下がらないため、無呼吸症候群を予防しやすくなります。また、首が短めな方は枕の位置や高さ、硬さなどを確認し、呼吸を邪魔しない姿勢をとるように意識してみてください。

  • 仰向けで寝る
    仰向けの姿勢だとどうしても舌が喉に下がりやすくなります。肥満ではなく、あごや舌のサイズに問題がない方でも、仰向けで眠ることで比較的無呼吸症候群を発症しやすくなると言われています。

    仰向けで寝ていていびきをかきやすい、またはいびきをかいた経験がある方は、抱き枕などを使って横向きの姿勢で眠る・仰向けでも少し横に向く・寝具の硬さや沈み込み具合などを最適化するといった方法で、舌が喉に落ちないように工夫をしてみてください。

  • 飲酒頻度が高い
    アルコールを摂取すると全身の筋肉が弛緩します。これは喉も同様で、上気道の筋肉が弛緩することで気道が狭くなり、いびきの原因となります。過度な飲酒は禁物ですが、寝酒は少量であってもいびきにつながるリスクがあることを憶えておいてください。

このように、体型に関連する要素もあれば、生活習慣に関係する要素もあります。一般論として、日本人は欧米人より下あごが小さいことから睡眠時無呼吸症候群になりやすいともいわれています。また、中高年の太った男性は上記の条件に複数当てはまるケースが多く、実際の患者数でも男性が圧倒的に多いのですが、女性でも50代以降になると女性ホルモンが減少することで症状が出てくる傾向があります。

無呼吸症候群の発症原因やメカニズム

どうして無呼吸症候群になってしまうのかというと、睡眠中に舌が喉側に下がってしまい、気道を塞いでしまうから。あごが小さいヒトや舌が大きいヒトは、骨格的に舌が口の中に収まりにくいことが影響します。そもそも、横向きに寝るより仰向けに寝る方が、舌が下がりやすくなるのは重力の影響もあるので、ごく普通の生活をしていても無呼吸症候群になるリスクはあるわけです。

不摂生が影響するのは肥満や飲酒。太ったヒトは喉の内部にも脂肪がつくため、その分やせている時より気道は狭くなっています。アルコールは、寝酒で少量を飲むとリラックスできるという面があるものの、舌の根元や喉の筋力が緩んでしまうため、舌が下がりやすくなるというデメリットもあります。筋力が弱まるという意味では老化も大きな影響があって、高齢になると舌を支える筋肉が衰えることから、気道が狭くなって無呼吸症候群になる確率が高まるのです。

無呼吸症候群を予防するための「改善策」

いびきから突然息が止まったり、呼吸のどこかで一時的に無呼吸になるものが「睡眠時無呼吸症候群」と呼ばれる症状です。 目覚めている時に一時的に息を止める(もしくは集中していて呼吸するのを忘れる)ようなケースとは根本的に異なり、舌の根が自然に落ちて気道を塞ぐなどして「閉塞」が起きるために、呼吸ができなくなってしまうものです。 それでは、睡眠時無呼吸症候群になってしまった後はどのよう改善策があるのでしょうか。

無呼吸症候群のタイプを知る

無呼吸症候群には、「閉塞型睡眠時無呼吸症候群(上気道抵抗症候群)」と「中枢型睡眠時無呼吸症候群」に分けられます。 閉塞型の場合、あごや舌の状態から大きさ、位置、さらには気道の状態なども詳しく診ていかなくてはなりません。 中枢型睡眠時無呼吸症候群は、いわゆる一般的な無呼吸症候群にあたります。こちらも、閉塞型とは異なる対処方法が必要となります。 大切なことは、自分の無呼吸症候群がどんなタイプであるかを知ること。そしてそれぞれの状態に応じて、医師の判断の元で改善策を講じていくことです。 無呼吸症候群を専門とする病院を受診し、加えて自分の体の肥満度や口腔内から喉にかけての状態を観察し、呼吸に支障をきたしていないかどうかチェックしてみてください。

肥満を予防する

無呼吸症候群にかかっている人の多くが、喉のまわりにもお肉が付いているような「肥満症」であることが多いとされています。 つまり、肥満症で無呼吸症候群を持っている方は、まず「肥満症」を改善するところからスタートしていくことが、一番の改善策になります。 肥満を改善するといっても、スタイルや外見を良くするというわけではなく、あくまでも喉や口の中に肥満の症状が現れないように気を付けるということです。運動や食事など、バランスのとれた生活を送りながら、体の変化に気を配ってみてください。

喫煙の習慣を減らす、なくす

実は喫煙には、気道に炎症を起こすなどして、無呼吸症候群のリスクをアップさせると言われています。ヘビースモーカーの方は少しタバコの本数を減らすだけでも、効果が期待できる可能性があります。

専門医(睡眠時無呼吸外来)を受診する

睡眠時無呼吸をそのままにしていると、心臓の血管への影響が懸念されます。肥満症の方の場合、生活習慣病などとの併発のリスクもあるため、より一層迅速な処置が望まれます。 とはいえ、自分で治そうとしても難しい、もしくはなかなか対策がうまくいかない場合もありますので、睡眠時無呼吸症候群に詳しい専門医を受診し、呼吸の問題点や回避策を話し合って、適切に処置していただくことをおすすめします。

寝具を見直して眠りの姿勢を正す

睡眠時無呼吸症候群の改善策の一つは「寝具」であると言われています。普段使っている枕の高さや硬さ、大きさ、頭と首、首と肩の高さをチェックし、すべて正しく収まるように調節してみてください。 きちんと気道が確保されていて、寝心地が良い寝具を使えば、舌が喉の方に落ち込んでも気道が閉塞されずに眠ることが可能です。 たとえば、寝ている時に枕から頭が落ちてしまったり、沈み込みすぎてしまうようなものは、舌が喉に落ちやすく無呼吸症候群を併発しやすいため注意が必要です。

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